
こんにちは。鈴木バイオリン教室の鈴木彩です。
今回は、私が実際に体験した「音楽留学」について、気になるお金のことや現地での生活について、できるだけリアルにお話ししてみたいと思います。
私が留学していたのは、オーストリアの首都ウィーン。
クラシック音楽の本場として知られている、まさに“音楽のまち”です。
通っていたのはウィーン国立音楽大学。学費はなんと、年間で20万円くらい。
日本の音大の費用と比べると、かなりコンパクトですよね。私も当時びっくりしました。
滞在費も、思っていたよりずっと手頃でした。
私がホームステイしていた時は、1ヶ月あたりだいたい6万5,000円くらい。
東京で防音のある部屋を借りるより、むしろ安く済んだかもしれません。
ホストマザーはとっても話好きで、語学学校よりも日々の会話の中でドイツ語がどんどん身についた気がします。
もちろん最初は大変なこともあって、部屋にこもってしまった日もありましたが、今ではいい思い出です。
友人は月350ユーロでルームシェアをしていました。
ウィーンは治安も落ち着いていて、海外から素晴らしい先生たちが集まる場所です。
安心して音楽に集中できる環境だったと思います。
レッスンもとっても内容が濃くて、例えば私が習っていたフリッシェンシュラガー先生の個人レッスンは、1回400ユーロ(今のレートだと約6万8,000円!)。
個別で習おうと思うとけっこうなお値段です。
でも、大学や音楽院に正規で入学してしまえば、その先生のレッスンも学費に含まれて受けられるので、早めに準備してチャレンジするのがおすすめです。
とはいえ、最近ふと考えることもあります。
今の生活の中で、日本語以外で使うのはやっぱり英語が中心。
「将来のことだけ考えると、英語圏の方がよかったのかも?」と思う瞬間もあります。
ためしに英語圏の語学留学について調べてみたら…
ホームステイが1週間で12万円以上
英語圏の相場はどこも高いみたい。
もちろん、英語は世界中で通じるので、将来性という点ではとても魅力的ですね。
費用が少し高くても、それに見合う価値があるのかもしれません。
でも私はやっぱり、ウィーンで音楽と一緒にドイツ語を学べたことが、今でもすごく大きな経験だったと思っています。
不思議なことに、ドイツ語をやっていたら英語にもちょっと自信がついた気がします。笑
さいごに
これから音楽を通して世界を目指したい子どもたちには、
「ウィーンっていう選択肢もあるよ」って伝えたいです。
音楽のある毎日を楽しめて、学びも深まるような、そんな留学になるといいなと思っています。