ビオラとチェロにとっては大変!でもワクワクする「運命」
「ジャジャジャジャーン!」という印象的なフレーズで知られる、ベートーヴェンの有名な曲「運命」。
実はこの曲、低音パートにとってはちょっと大変。でも、とってもワクワクするんです!
オーケストラでは、第一バイオリンが主にメロディーを担当し、
第二バイオリンやビオラ、チェロ、コントラバスといった低音楽器たちはリズムを支える伴奏役になることが多いです。
でも、ベートーヴェンはちょっと違います!
ビオラやチェロにも、しっかりとメロディーを任せてくれているんですよ。
低音から始まるフレーズが、だんだんと高い音へ向かって第一バイオリンへつながっていく。
そんな音の流れが、「運命」に迫力と深みを与えています。
まるで、ベートーヴェンの感情が低音から湧き上がってくるようなんです。
その分、ビオラやチェロは大忙し。
メロディーを弾く場面も多く、伴奏も力強くてなかなか難しい!
フォルテ(大きな音)が多いので、体力勝負になることもあります。
でも、うちの生徒さんたちは譜読みも早くて、どんどん弾けるようになっていくんです。
本当にすごいなぁと感じます。やっぱり耳が良いんでしょうね。
私自身も音大時代に「運命」を演奏したのですが、
そのときの練習風景や、友達とのやり取りは、今でも鮮明に覚えています。
チェロの友達が「この曲は低音泣かせだね〜」と笑っていたのも、思い出のひとつです。
初心者の方にはちょっぴり難しく感じるかもしれませんが、
実はこの曲、弾けば弾くほど楽しくなっていく、魅力たっぷりの名曲です。
少しずつチャレンジしていけば、音楽の世界がどんどん広がっていきますよ♪